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お日様だっていい ── 元旦の朝、母は剛球を打ち返した
初日の出に行くはずだった息子が、元旦の朝に盛大に寝坊。「もういい!今更無理だ」と試合放棄した息子に、ご機嫌で就寝していた母が打ち返した一球のおはなし。
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君ですか、私の足を止めたのは ── 蝉の声のはなし
お寺の近くの職場で、毎日聞こえてくる蝉の声。ある日、あまりに立派な羽音についつい足を止めて見上げてみたら──工事現場のおっちゃん達に見られていた、夏のささやかなおはなし。
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ボンタン飴と風鈴
風鈴が存在感を増す季節。我が家の鉄器の風鈴に惚れ込んだ友人から、後日届いた一枚の写真。そこには、昔懐かしボンタン飴の短冊が──彼女のにんまりの、わけのおはなし。
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今夜も、来た来た ── 夜9時の、やんちゃなバイク
田舎の夜に、毎晩決まって響くやんちゃなバイクの音。雨が降るとね、来ない。たまに8時半すぎ。いつのまにか、その音を楽しみに待っていた──日常に、ちょっとした楽しみができたおはなし。
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なぜか好きな、合歓の花のこと
合歓の花が咲く季節。夜は葉を閉じて眠るのに、花だけは甘く香っている。効能を調べてみたけれど──それは、置いといて。理由なんてなくても好き、そんな花のおはなし。
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「おんぶ再来」── 黒猫君が連れてきた、懐かしいあの日
昔、泣き虫だった息子の「おんぶ生活」は、3歳までずっと続きました。それから何年も経って──まさかの再来。我が家にやってきた、甘えん坊の黒猫君のはなし。
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「いい風だね」── カエルの声と、母から受け取った夜のこと
シングルで子育てをしていた頃、初夏の田んぼと、カエルの鳴き声が、いつも、そっと、寄り添ってくれていました。母の言葉と、ほほ笑みと、夜風のはなし。