「おんぶ再来」
── 黒猫君が連れてきた、懐かしいあの日

昔、泣き虫だった息子の「おんぶ生活」は、3歳までずっと続きました。
それから何年も経って──まさかの再来。

今の息子は、世間で言われる──
「一人で大人になったような顔して!」
が、ぴったりな顔で過ごしています。

でも、小さい頃はね。

周りのお友達の中でも、誰より泣き虫だったんです。

ママと離れるのは、世界の終わり

ママと離れることは、
まるで、二度と会えないことかのような泣きっぷり。

毎日、息子劇場が、繰り広げられていました。

ご飯を作る時も、息子にとっては別れの時間。(笑)

キッチンと私の間に、ギリギリ入ってくるもんだから、
危なくて、しょうがない。

毎回、おんぶ。
ほんと、毎回。
3歳まで、ずっとおんぶ。

しんどかった〜。

でも、大きくなるにつれて

あの泣き虫な甘えん坊は、影をひそめ──
かわりに、きかん坊が、召喚されました。

気が強いだけなら、男の子だし、まぁいい。

しかし我が家の息子君、あなたは、
強化された深層岩ですか?ってくらいの、頑固頭。

もう、温かく見守るしかないよね。

そんな長きを経て

おや?
深層岩君に、なんかつつくと崩れる部分が…?
少ーーし、大人になってきた。

そんな時──

我が家に、保護猫がやってきた

甘えん坊の、黒猫君。

ん?どこかで聞いた、甘えん坊??
まさか・・・?

不安は、的中しました。

やはり

ご飯を作りに、キッチンへ。

→黒猫君、登場。
→キッチンと私の間に入って、しがみつく。
(なんなら、足を登ってくる)
→仕方なく、おんぶ。。

懐かしの、あの日が、再来したのでした。

今度は、おまえかよぉーーーー。

こんなこと、あるんだね

人生って、不思議。

もう、おんぶする日は、来ないと思っていたのに。
思いがけない場所から、
思いがけない姿で、もどってくるんですねぇ。

あの時はあんなに「しんどかった〜」って思っていたのに、
その時は、なんだかちょっと、嬉しかった。
(いや、しんどいことには、しんどかったんだけど。)

巡り合ったご縁。
大切に、致します。

(さすがに黒猫君は、3年はおんぶしなかったけどね。)

あなたの暮らしにも、
ふと、懐かしい日が戻ってくることが、
あるかもしれません。(笑)

── あなたの今日にも、小さな再来がありますように。

nakamurayamama

← 駆け込み庵レターの一覧へ